デジモン好きすぎて2016年でも「ディアボロモンの逆襲」がまだ熱い

2001年公開のデジモンアニメ劇場版「ディアボロモンの逆襲」。

当時小学生だった僕は、友達と5人で地元の映画館(今はもう無いがホームランシアターという味わい深い名前の劇場だった)に行き、30分食い入るように観た。リアルなお台場でデジモンというより怪獣が暴れまわる臨場感に心揺さぶられ、オメガモンがやられたシーンでは心底悲しくなった。
また、当時の王様のブランチ(確か優香がまだ司会をやっていた頃)の映画ランキングで、5週連続1位になっていて自分のことのように嬉しく感じたりもした。

15年近く昔の映画。しかも、デジモンアドベンチャーの"ディアボロモン物"の映画2作品のうち、"細田守じゃないほう"が、何故こんなに好きなのか。

確かに「ぼくらのウォーゲーム」は大好き(サマーウォーズを観るならその時間でぼくらのウォーゲームをを2回観たほうがいいと思っている。どちらも細田守の監督作だけど)だし、2016年の今でも映画好きの話題にのぼる、まぎれもない傑作だと思う。

対してこちらの「ディアボロモンの逆襲」は、ウォーゲームの陰に隠れることが多くて、個人的にもったいない気がしている。
確かに演出のクオリティや先鋭性という点で言えば「ぼくらのウォーゲーム」が先を行っていると思うけど、それでも「ディアボロモンの逆襲」は"ファンのための"続編としてやれることを力の限りやりきってくれていて、十分魅力的な続編映画であることに変わりはない。

たった30分しかない時間枠の中で、アニメ1期と2期のキャラクターが勢ぞろいして、短い出番でも全員「らしい」感じで出演してて物足りない感じがない。一度負けたオメガモンが違う形で勝利に貢献するのも憎い演出だった。

前作でPCにかじりついて戦いを見ていた子供達は、そのまま「僕ら」普通の子供達を表していたけど、3年後の今作でしっかり彼らは成長して世界に存在している。

また、初代劇場版「デジモンアドベンチャー」のある意味正当なオマージュと言えるような現実感溢れる都会とデジモンの融合感が素晴らしい。
あの、良い意味でクソダサいデジモン進化シーンが渋谷の街頭スクリーンに映し出された演出にはぐっと来るものがあった。
何より中盤から後半、お台場レインボーブリッジ前を舞台にした戦闘シーンの迫力たるや凄まじい。作画監督は中澤一登さん、亀井幹太さんというらしいが、現実に忠実なお台場で大型怪獣同士がぶつかり合うシーンを観た後は東京がまた違う街に見えた。

他にも、背後で飛んでいくインペリアルドラモンとの対比で太一の挫折が描かれていたり、ボレロや旧作音楽の使い方も絶妙だったり、本当にスタッフが前作の良さをよく理解していて完結作として申し分ない詰め込み方をしてくれた。

アーマゲモンにトドメをさすシーンが物足りないとかもあるんだけど、でも本当に良い作品だと思う。 「デジモンアドベンチャー tri.」は観なくても、本作は大人になった今もう一度観るべき。

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