キーボード「HHKB BT 日本語配列 」のレビュー。

人生で初めてキーボードを単体で買ってみた。しかも高級なやつ。約3万円。はたから見れば気が狂ったとしか思えない。

購入した商品

買ったのはHHKB Professional BTの日本語配列版。

BluetoothでPCと接続するコードレスタイプ。 HHKB(happy hacking keyboard)というぐらいだから極上のタイピング体験が味わえるはず。

きっかけ

1. 英語配列と日本語配列の併用は混乱する

自宅、会社共にMacbookを使っていて、片方が日本語配列、片方が英語配列のキーボードになっていた。 シングルクォーテーションやアンダーバー、コロンの位置が悉く違っていて、すぐ慣れるのかなと思っていたが、無意識というのは頑固なもので、ずっと作業の妨げになっていた。

2. Macbookのバタフライ・キーボードに慣れない

ここ数年のMacbookはバタフライ・キーボードというキーストロークが極端に短いタイプを採用している。わずかなタッチで打鍵できる反面、指が底にすぐ着いてしまったり、キーを探り当てるのに神経を使ったり、独特な感触がある機構になっている。 端的に言って、これが非常に使いにくかった。

3. 「英かな」の遅延

日本語配列Macの良いところは、スペースキーの右が日本語入力、左が英語入力で固定できる所。「今どっちの言語だっけ」と考える必要なく、ポンッとスペースキーの右を押せば、とにかく日本語入力に切り替わる仕様がストレスフリーで気に入っていた。
英語配列のMacbookでそれを実現する場合、「英かな」というソフトウェアを使うことになる。基本的には上手く動いてくれるのだけど、何日かして、コンマ数秒の遅延があることに気がついた。
例えばアルファベットの「w」を入力したい時、素早くスペースキーの左、次に「w」を押すと、それらが同時に入力されたとMacが勘違いし、「ウインドウを閉じる」というショートカットになってしまうことが多々あった(英語配列ではスペースキーの左はもともとコマンドキー)。


そして半年以上(主にその価格に)悩み抜き、結局購入したのが上述の「HHKB BT 日本語配列」だった。

買ってみて良かった点

1. どの環境でも同じキーボードで作業できる喜び

Bluetoothで無線接続するので、毎日バッグに突っ込んで会社に持っていっている。電池込みの実測589gで、人によっては重いと感じるが僕的には許容範囲。
それ以上に、会社と自宅どちらの環境でもキーボードが一緒になるというのは思った以上に快適だった。 細かい記号を入力する前の一瞬「このキーボードでは何処にあるんだっけ」と考える脳内処理がなくなったのは嬉しい。

2. 心地よい打鍵感

非常に滑らか。Macbookよりもキーストロークは何倍にもなっているはずだけど、力は必要なく、慣れるのにそう時間はかからない。 指で打鍵した感覚が純粋に気持ちいいし、トコトコと素敵な音が響く。 ミスタイプも減っていると思う。

3. スマートで親しみやすい見た目

買ってみた今でも30,000円は高いと感じる。あの高いMacのMagic Keyboardでさえ1万円そこそこだ。 値段の3割くらいはデザインにお金を払っているんだと自分を納得させている。 コードレスですっきりとした本体に、キーが隙間なく詰まっている。無印っぽいスマートさとレトロな雰囲気がうまい具合に調和しているのもいい。 キー配色については、公式写真では白と青だけど、実物は少しグレー混じりの白に、ブルー混じりのグレーという感じ。

僕なりの使い方

Macbookの本来のキーボードの上に載せて使っている。理由はトラックパッドが使いたいから。Macbookの13&15インチそれぞれでキーに接触せずに載せられたのは助かった。これならトラックパッドにも手が伸びる。そして意外とディスプレイを邪魔しない。 Macのタッチバーは猫の手より使えないが、トラックパッドは完成されていて、ウインドウの切り替えやタップをマウスやショートカット要らずで行えるのはやっぱり素晴らしい。

買う前の注意点

1. 矢印キーの有無

この商品には英語配列と日本語配列版がある。 もっとも大きな違いは、キーの位置よりも、矢印キーがあるかないかだと思う。 英語配列ではFnキーを押しながらで上下左右にカーソルを移動できるが、「いやどう考えても独立した矢印は使うだろう」と思っていた(コマンド入力やスプレッドシートなどなど)。 買ってみて思ったのは「やはり僕には必須だ」ということ。

2. 独立したファンクションキー(Fn)がない

MacbookでのF1~12、音量/光度の上げ下げなどは全て「Fn+何らかのキー」に置き換えられている。この点は全く問題がなかった。 というか、タッチバーなんて全く使わない。 ファンクションキーでの入力内容は、キー手前側面に印字されていてこれも非常に助かる。

困った事

  • 一定時間後に省電力モードになり、Mac本体と別にスイッチを押さないとアクティブにならないのでちょっと面倒
  • トラックパッドを買わないと、クラムシェルとかでは使う気にならない
  • iPhoneSEで使ってみたら、若干の遅延があった(他のキーボードもそうなのかもしれない)
  • caps lockが一目ではわからない(これはほぼ問題にはならない)


最後に

今ではバタフライキーボードに触ると「なんだか気持ち悪い...」とすら思う身体になってしまった。今後も永く愛用していきたい。

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