Macbookのバタフライキーボードが好きになれないのでHHKBのキーボードを買った。

半年以上迷った挙句に買ってしまった、HHKB(happy hacking keyboard) のBluetoothキーボード。

やっぱり使いにくいバタフライキーボード

会社でMacbook Pro(2016)を購入して半年以上が経った。近年のMacbookシリーズの代名詞になったバタフライキーボードは極端にストロークの短いタイプで、独特な打ち心地に戸惑う人も多く、わずかなタッチで打鍵できる反面、キーを探り当てるのに神経を使ったりするので、僕もはっきりいって嫌いだった。

逆に、私物のMacbookは2013年から愛用しているもので、キーボードは気に入っているものの日本語配列なので、英語配列の会社用Macbookのとキーの並びが大きく異なっており(シングルクォーテーションやアンダーバー、コロンの位置など)、毎回頭も混乱するので統一したいな、とずっと考えていた。

公私ともに毎日キーボードに触れ続ける生活なこともあり、持ち運びできる外付けキーボードを思いきって買ってみた。

HHKBのキーボードについて

購入したのはHHKB Professional BTの日本語配列版。
PFU社が制作しているキーボードで、HHKB(happy hacking keyboard)という名前の通り、打鍵の快適さ、キー変換、耐久性、サイズの全てにおいて完璧を追求した、らしい。
HHKBにもいくつかモデルがあり、このProfessional BTはBluetooth接続が可能なコードレスタイプ。
Windows・Mac両方に対応できる。

そしてこのキーボード、値段がそこそこする。税込約30,000円。はたから見れば中々びっくりする値段だと思う。

予想通り、打鍵感は最高、最上。

Macbookに比べるとキーストロークの深さは何倍にもなっているはずだけど、指に合わせて窪んでいるキー形状と静電容量無接点方式のおかげもあり、指先に力を込めて押しきることなく滑らかにタイピングを行うことができる。最近の薄型キーとは真逆な見た目だけど、慣れるのにそう時間はかからない。

純粋に気持ちのいい打鍵感と、トコトコという素敵な打鍵音がとても気に入った。

また購入前に心配していた、Bluetooth接続による遅延や不安定さは今の所感じていない。

キーボードをポータブルにする意味

電池込みの実測589g、思った以上にポータブル。
Bluetoothで無線接続するのでケーブル類も持ち歩く必要がない。

どの環境でも同じキーボードで作業できる喜び

毎日バッグに突っ込んで一緒に出社しているけど、会社と自宅どちらの環境でも一つのキーボードで作業できるというのは思った以上に快適だった。
記号を入力するほんの刹那、「このキーボードでは何処にそのキーはあるんだっけ」と思考する脳内処理が不要になった。

また、キーボード底面の制御キー(DIPスイッチ)をいじくることで、Windowsなど複数の環境ごとに使い分けることができる。

日本語版にしかついていない上下左右の矢印キー

この商品には英語配列と日本語配列版のラインナップがあって、2つのバージョンの最も大きな違いは、キーの位置よりも、矢印キーが有るか無いかだ。

英語配列ではFnキーを押しながらさらに別のキーを押すことで上下左右にカーソル移動できるが、僕は検討時点で「どう考えても独立した矢印は使うだろう」と思っていた。実際に買ってみて、案の定コマンド入力やスプレッドシート作成で非常に利用頻度も高いので、やはり一般的な業務利用を想定する人にとっては必須なオプションだと思う。

「英かな」の遅延は無くなった

英語配列のMacbookを使っていた頃は、日本語入力との切り替えに「英かな」というソフトウェアを使っていた。
基本的には安定した動作をしてくれるソフトウェアだけど、ふと何日か経って、ボタン押下のあとの言語切り替わりにコンマ数秒の遅延があることに気がついた。

例えばアルファベットの「w」を入力したい時、スペースキーの左のコマンドキー(英かなでは英語入力への切り替えを意味する)、素早く次に「w」を押すと、それらが同時に入力されたとMacが勘違いし、「ウインドウを閉じる」というショートカットが実行されてしまうことが多々あった。

今回HHKBに切り替えたことでこの問題は解消されたので、やはりソフトウェア側の問題だったんだろう。

飽きないミニマルなビジュアル

コードレスですっきりとした本体に、キーが隙間なく詰まっている。無印用品っぽいスマートさとレトロな雰囲気がうまい具合に調和しているのもいい。キー配色については、公式写真では白と青だけど、実物は少しグレー混じりの白に、ブルー混じりのグレーという感じ。

これをMacbookに乗せて使っていると結構人から話しかけてもらえるのも嬉しい。

人にとっては気になるかもしれないポイント。

長く使ってみても不満はほとんどなく非常に完成度が高い製品だと思うけど、打鍵感含めて癖がとても強いので、購入する前に検討が必要なポイントがいくつかある。

独立したファンクションキー(Fn)は存在しない

MacbookでのF1~12で行う音量や輝度の上げ下げなどは、HHKBでは全て「Fn+何らかのキー」に置き換えられている。
個人的にMacbook Proのタッチバーがこの上なく使いづらかったので、むしろ物理キーになったことで使いやすくなっている。またファンクションキーで利用できる機能はキー手前側面に印字されているのも助かる。

caps lockが一目ではわからない

これは瑣末な問題だけど、一応ね。
Macbookだとcapsキーが光っているが、HHKBにはそのランプはない。


テキストライティングでもプログラミングでも、大量の文字列を入力する時に脳の負担をどう減らすか、というのは常々考える問題で、ポータブルで高品質なキーボードを一つ導入しただけで作業環境が大幅に快適になった。

ただしMacbookのバタフライキーボードとは真逆の性質なので、たまにMacbook単体で利用すると指先の違和感が半端ではない。

HHKB Professional BT

日本語配列版

http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/bt/

Written by Ryo Konishi