2016年もいよいよ師走。今年購入して良かった登山道具を振り返ってみたい。
ULA「CDT カモ」(ザック)
普段は「山と道 mini」で日帰りから数泊のプチロングハイクまでこなすのだけど、さすがに3泊を越えてかつ食料も充実させようとすると「山と道 mini」では厳しい場面がいくつかあった。
そこで一回り大きなセミロング〜ロングハイクをカバーするザックとして選んだのがULA(Ultralight Adventure Equipment)のCDT。
ウルトラライトの観点から見ると生地や細部の縫い目がかなりしっかりしている。重量も公称738g(カモ柄Mサイズ)と、ウルトラライト志向には若干物足りない削り具合。まぁ十分軽い部類なのだけど。
でも、このバランス感がいい。トラディショナルな見た目と大胆なカモ柄が山に行きたい気持ちを最大限に高めてくれる。山ですれ違ったら間違いなく振り返って二度見してしまう。
あと意外にも、サイドとトップとヒップベルトの計5箇所に外部ポケットのあるULザックも珍しいんじゃないかな。
山と道 「Stretch Mesh Cap」(帽子)
もはや定番というか名品の類に入るプロダクトだけど、良いものは良い。
頭が大きい自分にとってこんなに被りやすいキャップは今までなかった。
ほぼ全周がゴムと柔らかいテープで構成されてるので、頭の締め付け感が全くなく、かといって外れやすい訳でもなくフィット感がある。
山キャップの最初の選択として最高なんじゃないかと思う。冬に使うには通気性が良すぎるので3シーズン用で。
atelier 雪月花「Tripod Power H70」(クッカー/五徳)
今年より、山での調理器具をガスバーナーから固形燃料へリニューアルした。メリットは燃料とギアの圧倒的な軽量性と、残燃料を確認できる安心感。
この「Tripod」は京都発のギアメーカー”atelier 雪月花”のプロダクトで、鍋やカップを温める際に支える五徳になる。
シンプル故に壊れにくいのと、取り出すたびに惚れ惚れするその美しさが特徴。
僕のは高さ7cmの大型バージョン(と言ってもわずか10g)だけど、より小さいサイズやチタン製などいくつかバリエーションがあるので、お使いのポットに合わせて購入すると良いと思う。
もちろんアルコール燃料でも使える。
Teton Bros.「Wind River Hoody」(ウインドシェル)
これは今年一番の収穫。
着心地、軽量性、携帯性、防風性のバランスが凄まじい完成度でミックスされていて、本当によくデザインされていると思う。
Teton Bros. “Wind River Hoody” の詳細レビュー
やはり機能性と見た目が両立したギアはつい購入ボタンへの手が伸びてしまうな〜。
ウルトラライト系の山道具を購入できるショップも増えてきて、来年はますます散財が進みそう。