久々の山道具レビュー。

たぶん2015年くらいからウルトラライトな山登りにハマりはじめて、それから登山道具を購入する際は重量が常に大事なポイントだった。

最近は山行によって固形燃料とガス缶を使い分けてきたが、何れにしても調理器具の軽量化を考えるのは楽しく、中でも数年間愛用しているEPIの軽量コンパクトなガスバーナーREVO-3700をレビューしてみる。

EPIのガスストーブのマスターピースREVO-3700

EPIのガスストーブとして人気No.1のロングセラー商品ということで、それも頷ける機能性、使いやすさ、安心感。

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ストイックにULを追求するときは固形燃料だけど、初めての場所で調理に不安があるときはEPIのバーナーとガス缶を持っていく。今年参加したFjällrävenというスウェーデンの北極圏を110km歩くロングハイクイベントにも持っていった。

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赤い部分が点火スイッチで、オレンジのバルブで火力を調整する。火力調整は非常にスムーズで、弱火から極大火力まで自由に調節できる。火元まで距離が近いけど火傷は今の所ない。

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Amazonの公式の記載によると出力は3700kcal(230R使用時)とのこと。一人での調理の際の実感的にも火力不足のシーンになったことないです。

バルブを最大まで開けると、音も火の勢いもすごくて燃やしてるなーという感じ(伝わらないか)。

ツメ(五徳)も四方に広がるので上に乗せたポットの安定感も抜群。

安心の耐久性

かれこれ3~4年使っているけど、故障なくちゃんと動いてくれている。適切に扱っていれば点火の不具合もほとんどない。EPIはガス缶を製造しているメーカーだけあって品質は間違いない。

少し気をつけないといけないのは、折りたためる4つのツメが割と簡単に曲がること。
下の写真でも若干曲がっていて、各ツメの角度が90度じゃなくなると展開しづらくなってしまうので、その都度グッと手で曲げて戻している。

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重量を実測

恒例の実測タイム。素っ裸の状態で123g。

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2019年現在は他にもより軽量なバーナーが発売されているが、それでも十分に軽量な部類。バーナーは予備を持っていくこともないと思うので、大事な場面で壊れない安心感とのバランスが大事だと思う。

持ち運びしやすい収納性

僕の場合はEvernewのチタンマグポット500に直接入れて運んでいる。ポット -> カップ -> ガスバーナー の順で入れるとほぼぴったり収まるので気持ちがいい。ただ、濡れてしまうと点火しづらくなってしまうので、ジップロックなどに入れておいた方がより確実かもしれない。

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ちなみにライターと同じくらいの横幅。

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風防は必須。

EPIは高い耐風性を備えているとうたっているが、ガスの燃料を節約するためにも簡易的な風防は持っていった方がいい。
僕の場合はアルミホイルを重ねて軽量な自作風防を一緒に持参している。

まとめ

一生使えるかもしれないEPIガスストープのマスターピース。
もちろんEPI以外のガス缶にも使えるし、迷ったらこれを買っておけば間違いないと思う。