してやられた・・・。

先日ベルリンから乗りこんだ列車でiPhoneをスられてしまった。携帯充電に繋ぎ、座ってうとうとしていて、気がついたらケーブルの先のiPhoneがなくなっていた。

周りには何人かの乗客が乗っていた。どいつもこいつも怪しく見える。この中から探すのは無理だ。

すぐさま乗務員に相談すると、自らの携帯電話で電話してくれ(当然出ないのだけど)、彼の私用のiPhoneでiCloudにログインさせてもらい、Find iPhoneから僕のiPhoneをロックしてくれた。乗務員2人のうち一人は初老で両腕にビッシリとタトゥーが入っていたけど、彼らの親切さにいくばくか心が落ち着いた。

7、8月はiPhoneをなくすのに最悪な時期だ。数週間後には新型iPhoneが発売されることが運命づけられており、繋ぎとして旧モデルを買うとしてもリセールバリューは確実に下がる。

とはいえもう僕のiPhone XSは戻ってこないと諦め、翌日にはiPhone SE 2020を手に入れていた。やむをえず。

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以下、感想。つい先日まで所持していたiPhone XSとの比較が多め。

感想。

結論から言うと、このiPhone SE 2020はここ数年で一番家族に勧めやすいiPhoneだった。とにかくコスパが良すぎる。

5万円前後で最新のiOSとAチップ、128GBストレージが手に入る。OSとハードを一気通貫で製造するAppleだから廉価モデルのSEでも動きはサクサクだし。

近頃の高級志向で多少うんざりされていたAppleの起死回生に思える(iPhone12はそこまで評価が芳しくなかったのと対照的に)。

背面デザインはiPhone史上最高

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ガラス仕上げの背面の美しさは他のどのモデルよりも秀でていると思う。

やっぱりスマホはシングルカメラが最も美しい。どうせ写真はデジタル一眼で撮影するので、僕にはスマホカメラは1つで十分だ。

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あとiPhoneは何年か前から黒が格段にかっこよくなった(6Sのスペースグレーはダサかったけどね・・・)。iPhone 12は白を買うと思うけど、どうせならということで黒を買ってみて正解。

画面サイズ

画面の小ささは意外と気にならない(長く使ってくと出てくると思うけど)。

Youtubeを見たりSlackでチャットするくらいでは、iPhone XSの時に比べて窮屈さは感じないものだ。これは嬉しい誤算。

ディスプレイ

恥ずかしながら、しばらく使い込むまでiPhone XSとの違いが全然わからなかった・・・。あちらは有機EL、SEは液晶でかつ解像度も低くなっているはずなんだけど、ディスプレイの違いが本当にないようにみえる。iPhone XSは(有機ELの特性である)電池持ちも特別よかったという印象もないので、もうこれでいいじゃんと。そんなに高貴な目は持ち合わせていないことがわかってよかった。

指紋認証

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指紋認証は速くて便利。ドイツでもこのコロナ禍においてマスク着用がほぼ義務になっており、鼻を隠していると顔認証は通らないため、指紋でロック解除やApple Payが使えるのは非常に助かる。

反面、ホームボタンは面倒くさいという矛盾。ホームに戻るのに物理ボタンを押すというのは結構めんどいということにあらためて気がついた。ついiPhone XSの癖で下から上にスワイプしてしまう。

最後に

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他の高価なiPhoneと比べて迷ってる人にはぜひSEをお勧めしたい。価格差以上に満足できる。安心してこれを選んでと伝えたい。これでいいのよ。

願わくば、2年ごとに最新チップを載せて改良を続けて欲しい。

そしてUSB-Cタイプへ進化してほしい。

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個人的にはこのサイズ感と軽さがすこぶる気に入ったので、次のiPhone12では最小モデル(うわさではSEより小さい)に手を出しそう。

そしてみなさん、日頃からデータのバックアップは確実にしておきましょう(僕は見事に連絡先などが吹き飛びました)。

今回の写真は、

で撮りました。