クリスマスマーケットの時期のウクライナ・リヴィウ(Lviv)に行ってきた。

ポーランドにほど近いウクライナ西部の街で、12月のこの頃は夕方4時ごろに日没になってしまう。

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街中では夜遅くまでやっているカフェスタンドをよく見かけた。コーヒーは一杯数十円。

ドイツやフランスと陸続きでここまで物価が違うのにはまだ違和感がある。値段気にせず外食ができるのはいいことだが。キエフで出会ったタクシー運転手は家賃も200ユーロくらいと言ってた。

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リヴィウは起伏に富んでいて坂道が多い。街の中に小高い山すらある。世界遺産にも登録されている古都なので首都キエフとは雰囲気がだいぶ違う。歩きやすいとはいえない石畳だが、写真との相性は悪くない。

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車の下を覗き込むと氷柱が垂れ下がっていた。ウクライナはどこの街も旧車が多い。

今日は夜の描写が面白いVoigtländer Nokton 40mm F/1.2のレンズをSony α7IIにつけて歩いてみた。

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12月25日を過ぎても旧市街の中心にあるリノック広場ではクリスマスマーケットが開かれている。ひとの多い場所で大砲みたいなレンズ構えてると威圧感がでてしまうので、コンパクトなNokton40mmは撮りやすい。

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ウクライナの伝統的な宗教である東方正教会では1月7日までがクリスマス期間らしい。日本人は特に宗教持っていない人が多いよ、と言ったら驚いていた。

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仮装する人々。

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昔から考えを整理したいときは歩くことが多かった。寒い方が思考が捗る。

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いたるところにカフェやコーヒースタンドが。土産屋でもコーヒーを推していたし安いし国民の飲み物といった感じ。

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焦点距離40mmのレンズは使いやすいんだけど、最近のテンション的にもっと寄りたいと思うことが増えた。もっと主題を目立たせたい。Nokton 50mmも気になってるし、昨年12月に発売されたアポランターとどっちにするか問題もある。悩ましい。

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300円くらいの豚肉のブロック肉。マニュアルフォーカスなんで食べながら写真撮るのがしんどい。

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これも100 ~ 300円くらい。

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ビールやワインで体を温める人たち。今年のヨーロッパは暖冬だ。昨年のしばれるような寒さはどこへいった?

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Uberをしこたま使った。英語がほぼ通じないキリル文字だけのバスに乗るのがしんどかったというのもあるが、値段が安すぎる。ただしここ最近ガソリン代の高騰が激しいらしい。

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セクシー下着ショップのショーウインドウ。

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こういうライティングの路地裏を見つけるとしめしめと思う。外国の路地裏の二階の窓から漏れ出る光で、住人の生活を想像するのが昔から好き。フォクトレンダーのNoktonはうまく街灯の温度感を拾ってくれる。あとは自分の現像スキルを上げるだけ。

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夜でもフォーカスが合わせやすい。f/1.7くらいが丁度良くてよく使っていた。

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キエフの旧共産圏的な雰囲気がだいぶ薄れ、よりヨーロッパっぽい街並み。建物に直線よりも曲線が増える。

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今年は頑張ったけど結果が出ない一年だった。これを挫折というのだろうか。2020年はスッキリしたい。

今回の写真は、

で撮りました。