近況

4年ぶりに日本に帰っていました。

今まで特に帰らない理由はなかったのだけど、なんとなく、そういうタイミングではないなと思っているうちにこんなにも時間が経っていた。

地元は4年前とほぼ何も変わっておらず、逆に渋谷なんかはビルが建ち過ぎていて最初どっちの出口に降りたかもわからないくらいだったけど、総じて今回の日本滞在はとても楽しく、特に家族との時間のかけがえのなさに(今更ながら)気付かされた。

一ヶ月ほどの滞在の間に、急かされるように4回も山に行ってしまった。 このブログはその記録。

奥武蔵、芦ヶ久保から堂平山へ。

帰国後の待機明けは地元埼玉の山へ。奥武蔵の里山を登るのはサウナに行くのと似ていて、身体とあたまを整えにいってる感覚がある。

芦ヶ久保駅から丸山方面に登る際に見える武甲山はタフな漢の面構え。

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記憶の中の堂平山より3倍くらい眺めがよい。天気も味方してほぼ360度ビューで、八ヶ岳まで見えた。

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3月は緑が美しくなり始める季節。

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八ヶ岳

お気に入りの八ヶ岳にも登りにいった。のだけど、天候不良が続き直前に雪崩が起きたとのことで、1日早めて赤岳鉱泉の往復のみで帰ることにした。まぁ名物のステーキは美味しかったし、同宿の方々と茅野の温泉に行ったり素敵な出会いもあったのでよし。

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そうそう、山に登るというと、母親が弁当を作ってくれた。手前味噌だけど自分の母親は料理が得意で、昔は当たり前に食べていたけど今は感謝しかない。いやぁ、美味しかった。

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谷川岳

八ヶ岳で残雪の稜線を踏めなかった鬱憤を晴らすため、急遽谷川岳にワンデイ・ハイクへ。しっかりピッケルやアイゼンを使って久しぶりの雪山登山って感じで、これ以上ないくらいの晴天にも恵まれた。

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ロープウェイからのルートだと特に危険な箇所もなく、平日でも踏み跡はしっかりついている。

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5時間くらいの行動でも非常に充実した山行になった。谷川岳は埼玉からだとアクセスしやすくていいね。いつも昼くらいからガスるので、早朝に出れば午前中に登頂できる。

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駆け込みで棒ノ折山に

帰国前日、駆け込みみたいな感じで飯能の棒ノ折山に。登山道も頂上も人手がすごくて、登山人気は健在どころかますます上がっているなと実感。最近の飯能はかなりアツい。

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棒ノ折山は標高900mかそこらなのに登りルートがバリエーションに富んでいる。

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この日の日差しは雲に隠れて控えめ。そんな中でも緑の美しさを見逃さないようにゆっくり歩く。

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花の写真を撮っていると、通りすがりで花の名前を教えてくれるおじさまがいらっしゃった。こういう人を素敵だなと思う年頃に自分もなった。

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この日は縦構図の気分だったんだなというのがよくわかる。

日本の山、やっぱりいい。

今回は急なプランも多かったけど、我ながら、低山や残雪期の高山などバランスよく楽しめた。

撮った写真をまとめてみると、自分の現像のトレンドやその時の心持ちなんかも振り返ることができてやっぱりいいな。

今月からはいよいよヨーロッパの山登りの季節。 まずはAllgäuというドイツ南部の標高2500m付近の山域。そしてその後はスロベニアを100km歩きに行きます。

日本は老若男女が自分の足で頂上を踏む文化というか、登山道の整備方針がヨーロッパと違うんだなと感じるので、今度は夏山の時期に日本のアルプスも再訪したいなぁなんて思ってる。

あ、山のInstagramも始めました。