2018年、ロンドンに二週間出張する機会があり、仕事の合間に中古カメラ屋巡りでもしたいなと思っていたところ、ロンドン中心地に位置するApertureというお店がめちゃくちゃ素敵だったので紹介。

Sony α7IIを買ったばかりだったので資金もなくダメ元ではあったんだけど、意中のEマウントレンズに出会えてラッキーだった。

Apertureについて

ロンドンで中古カメラやレンズの修理・販売・買取を手がけるお店・Aperture。

フィルムカメラ・デジタルカメラ両方の取り扱いがあり、中古レンズも多数。

取り扱いメーカーはSony, Cannon, Nikonの他、Leica, Hasselbladなど幅広くラインナップしている。

販売されている中古カメラやレンズの価格設定も非常に良心的だった。

ロンドンは僕の住むドイツ・デュッセルドルフより物価が確実に高いのだが、Apertureで販売されているカメラ・レンズの値段はどれもロンドン中心地とは思えないお手頃さ。

僕の買った Voigtlander 12mm(Eマウント) は非常に綺麗な状態かつ元の値段の6〜7割くらいの値段だったので速攻で飛びついてしまった。VoigtlanderのEマウントが中古で出回るのってレアなこと。

他にもVMマウントのVoigtlanderの15mmが置いてあって気になった。特にレンズの品揃えが豊富だったので、どのメーカーのユーザーでも掘り出し物が見つかると思う。

↓店内の写真。この店で買ったVoigtlanderでの試し撮りから一枚。青く塗ったカウンターの壁がいい味だしてる。

フィルム現像と写真プリントサービスも行っている。このプレートもいつ作ったんだと思うくらい年季入ってる。

店のスタッフも親切で、拙い英語でレンズの状態を質問しても丁寧に回答してくれた（おまけに値引きまで）。

お店の場所

お店はセントラル・ロンドンに位置しており、最寄駅はトッテナムコートやオックスフォードサーカス。

同じ通りには他にも中古カメラ屋がありそちらも訪れたはずなんだけど、Apertureのほうが印象良すぎて他のカメラ屋を覚えていない。

営業時間

平日と土曜の19時まで営業。日曜はやってない。

Apertureの外観

中古カメラ屋に対する個人的な先入観として、ピカピカなショーウインドウや真っ白い照明だとあまり興味を惹かれない。Apertureくらいレトロで味のある雰囲気だと「良いレンズが眠っていそうだな」という気になってくるから不思議。

Apertureで買ったレンズ

実際にこのお店でVoigtländer(フォクトレンダー)の超広角レンズ ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 ASPHERICAL III を購入した。約4年たった2022年現在も全く問題なく動いていて大変満足。

参考記事: Voigtländer(フォクトレンダー)の超広角レンズ ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 ASPHERICAL IIIを買ったよ(レビューと作例)。

最後に: ロンドンを訪れるカメラ好きに是非訪れてほしい

フィルムもデジタルもオールドプロダクトも、とにかくカメラ愛にあふれたお店だった。

ロンドンの中心でこんなに風情(?)ある中古カメラ屋が営業していると思うとロマンがある。

レンズ購入を迷って滞在中何度も通ったが、いつもカメラファンで賑わっていて、地元にも愛されてるんだなと感じた。こういうカメラ屋が自分の街にも欲しい...。