2022年の振り返りと2023年の抱負など。
4年ぶりの一時帰国
諸外国に比べた給与水準はさておき、生活水準は引き続き世界トップクラスだと改めて実感。
- 安価で選択肢が豊富な外食・食料品・日用品
- 思い立ったらすぐ行ける病院
- 遅れず清潔な公共交通機関
- 低い所得税・消費税
全て個人的な感想ですのであしからず。来るまではドイツを医療大国だと思っていたけど、住んで歳をとっていく中でわかる面倒さはあるよね。
充実した山登り
昨年までの鬱憤を晴らすかのように、今年の夏は毎月山登りへ出かけていた。
ドイツ南部のアルゴイは来年すぐまた訪れたいくらい好きになった。ドイツは南にいくほど飯が美味くなると思っている。ただし英語も通じなくなってくる。
スロベニアのアルプスも素晴らしかった。山だけでなく街も人もよくて、1年くらい住んでみたいくらい気に入った。
そして記事は書いていないけど、マッターホルンの周りも歩いてくることができた。間近であの巨大な隆起物(と呼ぶしかない)を眺めていると、異星にいるような気分になる。物価もスペシャルなのでもう当分スイスはいいかなという気がしてる。
また、勾配のない我が街・デュッセルドルフでも、近辺で30km程度のトレイルを考えて実際に歩いてみたりもして、これが意外と楽しかった。THE・一人遊び。
これまでの山登り記事に連絡をくださる方もいらっしゃり、それも大変モチベーションになった。日本語で、ヨーロッパの非メジャーな山域の情報発信をすることが誰かにとっての価値になると信じて、来年も継続したい。
来シーズンの山行候補はもういくつか考えていて、ロングトレイルや東・南ヨーロッパを開拓していくつもり。
まぁまぁの読書量
年間50冊を目安にしているが、今年は23冊程度しか読めなかった。途中5ヶ月弱はゲーム(スプラ・ポケモン)と試験勉強のため本を手に取らない時期が続いたのが悔やまれる。
良かった本を3冊挙げるなら↓
- 言語の七番目の機能(ローラン・ビネ 著, 高橋啓 訳)
- 東西ベルリン動物園大戦争(ヤン・モーンハウプト 著, 赤坂桃子 訳)
- ピダハン(ダニエル・L・エヴェレット 著, 屋代通子 訳)
古代ローマやギリシャあたりの歴史系の本もよく読んだ。
生活の変化
同居人が増えた。引っ越しは本当にしんどい。生活は今のところ楽しめている。
欧州のご多分に漏れずドイツも電気代の高騰は凄まじく、自分の場合、来年から例年の2倍程度の単価になりそう。
2年経ってようやくリモートにも慣れてきた感はある。意識的にシェアオフィスに顔を出したり、継続的に運動をしたり。特に早い時間にジョギングいくとその日の仕事のパフォーマンスも上がる。
2,000km程度走っていた去年ほどではないけれど、引き続き自転車にも乗っている。デュッセルドルフから40kmほど北にあるKetwigという街が本当に素敵で、暖かい時期は週末の運動がてらよく走りに行っていた。
2023年の豊富
来年のテーマは「触発」。意固地にならず柔軟にしなやかに、積極的に他人に影響を受けていきたいし、自分も与えられるようになりたい。
最近「これからの生業をどうしよう」とよく考える。IT業界も今の仕事も好きな一方、20年後に同じ仕事ができている確証はなくて、そうなった時に日本国籍のままヨーロッパで暮らし続けるために、別の生活手段や金銭的支えを用意しておきたい、とぼんやり考えている。
ファイナンシャルプランナーの人とも家買う買わないみたいな話になった際、ぶっちゃけ今の収入があと数十年も続くことを想定してない自分に気がついた。
こちらで大学に通いたくなるかもしれないし、病期で体を壊す可能性も全然あるし、ふと仕事をやめたくなることだってあるだろう。
そもそもドイツ、めちゃくちゃ家高いし、最近。
ので、そういった覚悟やら準備をもって家を買う(買った)同年代の知人友人は素直にすごいなぁと思う。
気がつくとパートナー以外と全然話してないみたいなことがあるので、ITイベントやらにも積極的に出ていきたい。